ドロップシッピングは、在庫を持たずに商品販売を行える点や、初期費用を抑えて始めやすい点から、個人事業主やスモールビジネスにとって取り組みやすいビジネスモデルであり、ネットで稼ぐ方法としても注目されています。一方で、仕組みや進め方を正しく理解しないまま始めてしまうと、思うような成果が得られない可能性もあります。収益につなげ持続的な事業運営を実現するには、事前に知識を習得しておくことが大切であり、その際に役立つのがドロップシッピングについて学べるオンライン講座です。
この記事では、ドロップシッピング講座を選ぶ際のポイントに加え、日本の事業者向けのドロップシッピング講座を紹介します。

ドロップシッピング講座を選ぶ際のチェックポイント
講師の実績
講座を選ぶ際は、講師や運営者が実際にECストアの運営やドロップシッピングに取り組んできた経歴があるかを確認しましょう。ストア運営の経験や、どのような商品ジャンル・販売手法を扱ってきたのかといった実績が具体的に紹介されていると、講座の前提や方向性を把握しやすくなります。また自分が使用したいECプラットフォームを使用した運営経験がある講師を選ぶと、実践につながりやすいでしょう。
コンテンツの質
情報量の多さよりも、構成や具体性に注目して判断すると選びやすくなります。動画やテキストがテーマごとに整理されているか、操作画面や作業手順が具体的に示されているかなどを確認しましょう。ドロップシッピングでは、商品登録や仕入れ先の設定などさまざまな作業が発生するため、作業の流れごとに必要なトピックを確認できると便利です。
また、レビューをチェックするのも大切です。Udemyなどオンライン学習プラットフォームには、ユーザーからの評価やレビューがあります。レビューで同様の問題が複数回指摘されている場合などは注意しましょう。
情報の新しさ
最新の動向が反映されているかどうかも、講座を選ぶ際の大切なポイントです。ドロップシッピングを取り巻く環境は、ECプラットフォームの仕様変更や、広告手法・集客チャネルの変化、法改正の変更などにより短期間で状況が変わります。講座の作成日や更新日、概要は確認するようにしましょう。
また、講座ページに更新履歴が記載されているか、レビューで「内容が古い」「現在の仕様と違う」といった指摘が出ていないかをあわせて確認することで、情報の新しさを判断しやすくなります。
コスト
自身の状況や目的に合ったコスト感の講座を選ぶことが重要です。基礎的な知識を学ぶことが目的であれば、無料や低価格の講座でも十分な場合があります。一方で、特定の運営フェーズまで踏み込んだ内容を学びたい場合には、ある程度の投資が必要になることもあります。
日本の事業者向けの内容か
日本の事業者が実践できる内容の講座かどうかを確認しておくと安心です。ドロップシッピング講座は海外を中心に提供されているものが多く、中には特定の国の税制や法律、物流ルールを前提に解説しているものもあります。日本の事業者でも応用しやすい考え方や運営方法が中心になっているかを確認し、日本語で学習できるものや、日本の事業者がそのまま参考にしやすい内容の講座を選択しましょう。
おすすめのドロップシッピング講座5選
- Shopify公式日本語コンテンツ
- The Complete Shopify Dropshipping Course(Udemy)
- 無在庫物販ビジネス完全攻略ガイド(Udemy)
- オンラインドロップシッピング開業講座(Elevify)
- Eコマース・ドロップシッピング講座(Elevify)
1. Shopify公式日本語コンテンツ
Shopifyの公式YouTubeチャンネルや公式ブログでは、ドロップシッピングについて学べる情報を多数配信しています。特に「Shopifyドロップシッピング講座:ドロップシッピングとは?始め方ガイド」の動画では、ドロップシッピングの始め方がわかりやすくまとめられており、12分間の動画でドロップシッピングについての大枠を学ぶことができます。
これからドロップシッピングを始めてみたい人は、まずはこうした無料の記事や動画で概要を学ぶのがおすすめです。
2. The Complete Shopify Dropshipping Course(Udemy)
「The Complete Shopify Dropshipping Course」は、オンライン学習プラットフォームUdemyで提供されているベストセラー講座です。全7時間、105の動画で構成されており、Shopifyを使ったドロップシッピングの基礎から、商品リサーチ、ストア構築、運営の流れまでを体系的に学ぶことができます。
講座内容は英語で提供されていますが、Udemyの動画プレイヤーでは自動生成の日本語字幕を表示することが可能です。再生画面の字幕設定から日本語を選択することで、日本語字幕を確認しながら受講できます。海外向けの事例が中心ではあるものの、ドロップシッピングの考え方や基本的な進め方を学ぶ教材として、日本の事業者にも参考になる内容です。
3. 無在庫物販ビジネス完全攻略ガイド(Udemy)
「無在庫物販ビジネス完全攻略ガイド」は、日本語で提供されているUdemyのオンライン講座です。ドロップシッピングを含むビジネスモデルである無在庫販売の基礎から、実際に販売を始めるまでの流れを体系的に学べる内容となっています。2.5時間のコンパクトなコースです。
別原語からの翻訳ではなく、日本語で日本のドロップシッピングについて学べる数少ない講座です。
4. オンラインドロップシッピング開業講座(Elevify)
「オンラインドロップシッピング開業講座」は、Elevifyが提供しているドロップシッピング関連のECサイト運営講座です。ドロップシッピングの基礎的な考え方から、商品選定や販売の流れなど、事業を始めるうえで必要となる要素を段階的に学べる構成になっています。
本講座はポッドキャスト形式の英語講座で、再生画面に表示されるスクリプト(書き起こし)を確認しながら学習を進められます。日本語で学習したい場合は、日本語でElevifyアカウントを作成すると翻訳されたスクリプトが自動で表示され、「吹き替え音声」ボタンをオンにすると日本語の音声を再生できます。また「書き起こし」タブではテキストベースの資料も提供されています。修了後には証明書が発行されるのも特徴です。
5. Eコマース・ドロップシッピング講座(Elevify)
Elevifyが提供している「Eコマース・ドロップシッピング講座」は、ドロップシッピングを含むECビジネスの運営と改善について網羅的に学べる講座です。ドロップシッピングの基本的な仕組みに加えて、ストア運営後の改善フェーズに踏み込んだテーマが扱われている点が特徴です。
本講座では、Shopifyを使ったECサイト運営方法を前提に、A/Bテストを活用した改善の考え方や、データをもとにした意思決定の進め方についても解説されています。単にドロップシッピングの始め方を学ぶだけでなく、運営を続けながら成果を高めていく視点を学びたい人にとって、参考にしやすい内容といえます。
講座内容はスペイン語の動画を中心に構成されていますが、再生画面で字幕や吹き替え音声をオンにすると日本語で学習できます。テキストベースの資料でも学習できるほか、修了後には証明書が発行されます。
まとめ
ドロップシッピングは、在庫リスクを抑えながらECビジネスに取り組めるため、在宅で稼ぐ方法としても魅力的なビジネスモデルです。講座や教材を活用し、仕組みや進め方を理解して進めることができれば、大きな成功につながる可能性があります。
日本語で学習できるドロップシッピング講座はまだ多くありませんが、Shopify公式コンテンツやオンライン学習プラットフォームの日本語講座、日本語字幕を利用できる海外講座などを組み合わせることで、自分に合った学習環境を整えることができます。これから始めたい人は基礎や全体像をつかめる講座から、すでに経験がある人は運営や改善に踏み込んだ内容の講座を選ぶなど、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
今回紹介した講座を参考に、自分の状況や目標に合った学習方法を見つけ、ドロップシッピングの実践に役立ててみてください。
ドロップシッピング講座に関するよくある質問
無料の講座でもドロップシッピングについて学ぶことはできる?
無料の講座や公式コンテンツでも、ドロップシッピングの基本的な仕組みや全体像を学ぶことはできます。最初にShopifyの公式無料コンテンツに目を通し、基本を理解することをおすすめします。具体的な商品選定や運営の流れ、改善方法まで踏み込んで学びたい場合には、有料講座を併用すると理解が深まるケースもあります。自分の目的に応じたコースを選びましょう。
日本向けのドロップシッピング講座はある?
日本語で学習できるドロップシッピング講座や、日本の事業者向けに作られた講座はあります。ただ、2026年2月現在では、英語の講座に比べると数は多くありません。日本語講座に加えて、日本語字幕を利用できる海外講座や、Shopify公式コンテンツなどを組み合わせて学習するのがおすすめです。
ドロップシッピング講座を受ける前に、準備しておいた方がよいことは?
ドロップシッピング講座を受講する前に、「副業として取り組みたいのか、本業として考えているのか」「どのような商品を扱ってみたいか」といった方向性をある程度決めておくとよいでしょう。目的を明確にし、自身にどの程度知識があるのかを把握しておくことで、講座を選びやすくなります。
文:Taeko Adachi





